過去に人気メーカーから発売されたモデルの中から、独断と偏見で選んだ名器をご紹介するシリーズです。
今回ご紹介するのは、ミズノから2013年に発売されたアイアン『MP-54』。
この記事配信時点からいえば10年以上前に発売されたアイアンです。MPブランドは2016年に発売された『MP-66』が最後、現在ミズノのアスリートタイプのアイアンといえば『ミズノプロ』というブランドが定着しています。
さて、このアイアン『MP-54』、何がすごいのか?どんな理由で名器としてオススメするのか?
この記事では、このモデルに関する「名器たる理由」をお伝えしていきます。
最後には中古マーケットの状況もご案内していますので、ぜひ最後までご覧ください。
※本ページにはプロモーションが含まれています
名器の条件
さあ、では早速スタートしましょう。名器としてオススメする理由をお話しする前に、名器としての条件をお伝えしておきます。
①性能面で高い評価を得たモデルであること。
②中古マーケットの在庫量
③プラスアルファの魅力があること
話題性やメーカーのプロモーションの上手さ、そして数量限定モデルなど、付加価値がつくとマーケットでの価値が上がることもありますが、道具である以上、なによりも大事なのはパフォーマンスです。
アイアンでいうならば、打感の良さやミスをしたときに助けてくれる寛容性の高さなど。本業であるクラブとしての性能面で高い評価を得たことを第一の条件としています。
ふたつめは中古マーケットの在庫量です。いくら名器としてご紹介しても、過去に発売されたモデルである以上、マーケットに中古品の在庫がなければ、手に入れることはできません。
豊富・稀少の差はあるかもしれませんが、この記事配信時点で在庫がゼロではないこと、これを2つめの条件としています。
そして3つめはプラスアルファの魅力があること。性能が優れている、そして在庫量もある、それにプラスして他のモデルではあまり見られないような魅力的な要素を持っている。これを3つめの条件としています。
名器の理由① 操作性&飛距離性能&寛容性の絶妙な共存
それではミズノの『MP-54』を、名器としてオススメする理由そのイチです。
操作性・飛距離性能・寛容性の絶妙な共存
このモデルのロフト設定をご覧ください。MPブランドといえばノーマルロフト、飛距離よりも操作性を重視しているのがブランドイメージですが、この『MP-54』は5番が25度になっています。
ピッチングウェッジは46度なのでノーマル設定のように思えますが、5番や6番はそれほどロフトが寝ていません。
次にヘッドの構造です。ミドルアイアンとショートアイアンではヘッドの構造が違います。4番から7番までは「アンダーカットキャビティ構造」、いわゆる「ポケットキャビティ構造」といっていいでしょう。つまり「やさしさ」を追求しています。
ですが8番からピッチングウェッジまでハーフキャビティ形状、コントロール性を重視する番手では、操作性を重視した構造になっています。
ロフトが少したっていることで飛びの性能を高めていて、ミスヒットの可能性が高いミドルアイアンでは、ポケットキャビティにして寛容性を高めている。
ですが、構えたときのイメージはMPそのもの。シャープなトップブレードとコンパクトなヘッドサイズは堂々たるもの。『MPシリーズ』としての不足はありません。
優れた操作性を感じさせるヘッドのビジュアル、飛びのサポート力を頼れるロフト設定と 安心感のあるポケットキャビティ。MPブランドならでは、高いレベルで3つの要素を兼ね備えているアイアン。
これが、名器としてオススメする理由その1です。
名器の理由② 世界に誇れる至高の打感
次に名器としてオススメする理由その2です。
世界に誇れる 至高の打感
打感、フィーリングに類するモノです。言葉では伝わりにくいモノですので、多くは語れませんが、一定の情報があれば、ひとつの証とはなり得るでしょう。
「世界の4大メジャーで複数回優勝しているニック・ファルドが使っていた」
「アマチュア時代のタイガーウッズが使っていた」
「世界ランク1位のルーク・ドナルドがMPアイアンの監修にも携わっていた」
ミズノは日本のメーカーです、テーラーメイドやキャロウェイとは違うのです。でも文字通りの世界のトップクラスが関わっている。ミズノ独自の特別な素材と製法が支持されていたということ。
このあとに中古マーケットの状況もお伝えしますが、年式が古いこともあって コストパフォーマンスは抜群です。
世界最高クラスの打感を体感できる、しかも高値ではありません。
さきほどお伝えしたように、上級者だけでなく、初心者や中級者にもオススメできる性能ともなっています。
世界に誇れる至高の打感。ぜひ味わってみてください。
プラスアルファの魅力 ステップアップへのトライアルモデル
続きまして、プラスアルファの魅力をお伝えします。
ステップアップへのトライアルモデル
ここまでお伝えしたことで、少しおわかりになっているかもしれませんね。
決してアベレージタイプではありません、ミズノには『JPX』というブランドもありますし、担当はそちらのブランドです。
ですが、マッスルバックでもない、完全なアスリートタイプともいえない。
「球筋をコントロールしてみたいから操作性が欲しい、でも、まだまだミスヒットもあるから、完全なアスリートタイプはむずかしいかも」
というゴルファーには最適解ともいえるタイプなのです。
そして、もうひとつの魅力、コストパフォーマンスが抜群なこと!
この位置付けのモデル、試金石としての存在はたくさんありますが、アイアンセットということもあり、価格は高い…。年式次第では楽に5万円は超えてしまいます。
中古マーケットの在庫&価格状況
この勢いで中古マーケット【ゴルフドゥ公式サイト】の状況もお伝えしますね、『MP-54』アイアンセットの装着シャフトごとの最安値(2024年12月時点参考価格)を詳しくお伝えします。
16,000円前後
装着シャフトは『N.S.PRO950GH』が多いのも特徴です。
つまりヘッドスピードが40台のゴルファーであれば、トライアルモデルとして推奨できるスペックということ。
ゴルフを始めたばかりの初心者の人で「スチールシャフトを使ってみたいけど、まだ決まっていない」という人にはオススメのシャフトかと思います。
18,000円前後
こちらの在庫は少ない。かつてのスチールシャフトの王道『ダイナミックゴールド』は、今ではハードヒッターの代名詞ともいえるほどにハードな部類に入るようになりました。
ヘッドスピードが40台半ばから後半くらい、ドライバーの飛距離が240や250ヤード以上のゴルファーにオススメしたい装着シャフトです。
まとめ
名器としてご紹介しましたが、年式が古いこともあり、在庫は少ない、稀少です。
ですが価格は激安の部類に入ります。
2万円未満の品があるくらいです。
興味をもった人は、ぜひ検索してみてくださいね。
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