「ゴルフを始めて10ラウンド以上、なかなか100を切れない…、スコアがよくなる方法はないだろうか…」
本記事は、上記のようなお悩みをお持ちのゴルファーにお届けする内容となっています。
※本ページにはプロモーションが含まれています
みなさんこんにちわ!ゴルフアドバイザーのテトリです!
ラウンドで100を切るためのステップ、今回のテーマはラウンドの振り返りとPDCA。
ゴルフ歴40年、ベストスコアが67のゴルフアドバイザーが、100を切るために頑張っているあなたに送るむずかしいようで簡単なアドバイスです。
ベストスコア更新の一助になれば幸い!ぜひ最後までご覧ください。
STEP① ラウンドを振り返りミスを整理する
ドライバーでスライスが出てOB。アイアンがダフって10ヤードも飛ばない。アプローチでざっくりグリーンに乗らない。グリーン上では3パット、それも1回や2回じゃなく…。
ラウンド中のミス、挙げればキリがありません。コースデビューしてから間もなく、初心者の時期には誰もが通る道です。
筆者はゴルフ歴40年、ゴルフ業界に身を置いているので、大げさではなく数百人のゴルファーを見てきましたが、コースデビューの時期に立て続けにナイスショット打てる人は見たことがありません。
もし、あなたがコースデビューから数ラウンドを経た時期に、ベストスコアを更新できず悩んでいるとしても、100を切れていないとしても、まったく気にすることはないと思いますよ。
ただ、ラウンドでミスをたくさんして、練習場で闇雲に打ち続ける、という姿勢は賛成できません。
というより勿体ない。練習場で球を打つのも無料ではありませんし、時間も無限ではありません。せっかく情熱をもって練習するならば、意味がある時間を過ごしたほうがイイですよね。
そこで一番に知って欲しいこと。それは「ラウンドの振り返り」です。
先程お伝えしたように、ゴルフのラウンドではたくさんのミスに出会います。
もちろん好ましいことではありませんが、極端な話トーナメントプロでもミスはします。ミスをするのは何も恥ずかしいことではない。大事なのは、ミスを減らしていくことです。
そのためにはどんなミスをしたのか?どのミスが一番多かったのか?それを把握することです。
パー3以外の14ホールでドライバーを使ったとしましょう。スライスが多かったのか?チョロが多かったのか?
アイアンは、ほぼ全ホールで使います。トップが多かったのか?ダフリが多かったのか?
アプローチは?パッティングは?そして一番多くて印象に残っているミスの種類は?
もしかしたら、全てのショットを覚えていないかもしれません。ですが、印象が濃いミスは覚えているものです、というより忘れたいのに忘れられないくらいかも。
ただ、この記憶は大事です。そして、記憶で終わらせずに記録するところから始めて欲しい。
スマホのメモ機能でも、手書きで手帳やノートに書き残してもOKです。とにかく記録してほしい。
いくら印象が濃くても、人は忘れます。とくに種類が多いと、意外に覚え続けるのはむずかしいもの。
ラウンドの直後が大事です、忘れる前に、時間を置かずに、結果を振り返り整理する。
「ラウンドの振り返り」、まずは最初のステップです。
STEP② 一度にすべてを解決しようとしない
ミスがたくさん出てしまった…、ドライバーも、アイアンも、アプローチも…≫≫ 悩みがたくさんあっても、ひとつひとつ向き合う。
前述したとおり、ミスの種類が多いのは仕方ありません。初心者の時期には、当然と思ってください。本当に恥ずべきことではありません。
ここで覚えて欲しいのは、たくさんの全てのミスに一度に向き合おうとしないこと。
いきなり全てを解決しようとすると、大変なことになります。筆者自身の経験も、他のゴルファーを見てきたことからも明確に言えますが、大げさでなく、堂々巡りの迷宮に入ります。
一回の練習場で、どれくらいの球数が打てると思いますか?
打ち放題で300球以上を打つ人もいますが、これも賛成できません。集中力が続かないんですよ、惰性で打っているのと同じになってしまうんです。
推奨する球数は100〜150球。それも、ひたすら打ち続けるのではなく、1球1球集中して、コースで打つかの如く緊張感をもって打つ。これが真の意味で体得へとつながります。
さて、そうなると、ドライバーもアイアンもウェッジも、というわけにはいきませんよね。
「打たないと不安で…」という人もいますので、数球打つくらいならばよいですが。
できるならば、一つにアイテムに集中して球数を費やして練習する方がイイ!
ラウンドで一番ミスが多かったアイテムに絞り、球数も集中力も注力する。一回の練習場だけで終わらず、数回継続する。このプロセスだと「少し不安が減る」ではなく「得意なアイテムになる」というように、真逆の扱いになります。
一方で、すべてのアイテムを少しずつ練習する方法だと、スピード感も遅いうえに、ゴチャゴチャ感も混ざってくるので、まったく成長しない可能性さえ出てきてしまうのです(実際長いこと悩んでいる人には当てはまるケースが多い)。
アイアンのミスが多ければ、徹底的に練習して、アイアンを得意クラブにしてしまいましょう!
STEP③ 積み重ねが大事!ゴルフの上達に魔法はない
最短ルートで上手くなりたい気持ちはわかります。誰もがもつ願いかもしれません。
ですが、ゴルフの上達に魔法はない。「コレをやれば、すぐに上手くなる!」という都合のイイ理屈はまやかしと思ってイイでしょう。
しかも、このロジックはスイングに限ってのこと、ラウンドでスコアをつくっていく過程においては、もっと奥が深い。「コースマネジメント」という用語があるくらいです。自分が満足いくスイングをすれば良いスコアが出るというわけではないのが、ゴルフの面白さであり、大のオトナたちを惹きつける魅力でもある。
繰り返しますが、始めたときから上手い人は見たことがありません。そして、一足飛びに上手くなった人もいません。着実な積み重ねがスイングの再現性を高めていき、実のある経験がスコアメイクの質を高めていく。
もし、あなたが「すぐに上手くなりたい」という理想を持っているとすれば酷なお伝えになるかもしれませんが、一発逆転的な発想はもたないほうがいいと思いますよ。
着実に一歩ずつ、ラウンドで気付いたこと、練習場で体感したこと。文字通り、ひとつひとつ糧にしていってください。
STEP④ PDCAを具体的かつ明確に記録していく
ラウンドで見つけた課題。練習場で発見した動き。先にお伝えしたように、気づいたとしても忘れてしまう可能性大。必ず記録してください。
そして、取り組む具体的なプランニングをしてください。PDCAをご存じでしょうか?
Plan(計画)→Do(実行)→Check(検証)→Action(対策・改善)。
ドライバーのスライスを治すために、どのような練習をするか計画します。1球2球ではなく、数十球を費やす。練習場で手応えがあれば、その取り組み(動きや感覚)をコースで実践してみる。
練習場で出来てもコースで出来なければ意味がありませんからね。実戦で実行できてこそ本物です。
ドライバーやアイアン、アプローチなどにおいて、このサイクルを実施してみる、必ず記録しておく。
この繰り返しは、ひたすら球数をこなしていくだけの練習よりも、飛躍的に上達へのスピード感を増してくれます。
さいごに
ゴルフはスポーツです。
体力があってこそ、スイングできる健康な身体があってこそ、上達するために必要な練習をすることもできます。
300球打つことは、激しく体力を消耗します。集中力も体力も消耗しては、動きを体得するための修練にはなりえません。得られるのは、達成感と自己満足くらいかと思います。
計画的に、考えて、集中して、練習して、積み重ねて、と覚えてください。
気づいたときには、中級者になり、上級者への扉を開けていると思いますよ。
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