上級者の域に達する70切りのためには、練習でもコースでも、それまでとは違う考え方が必要です。
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フックよりもスライスよりもストレートが一番むずかしい
ドローボールよりもフェードよりも、キレイな回転のストレートボールが一番むずかしい。
これは筆者だけの見解ではありません。長いゴルフ歴の中ではプロやシングルハンディの上級者ともゴルフ談義をたくさん重ねてきましたが、ほぼ意見が一致するところでした。
理由は「左右どちらにも曲がる可能性がある」からです。
ターゲットに向けて打つとき、ストレートと決めたら、許されるのはストレートのみ。どちらかに曲げたらリスクが待ち受けているようなシチュエーション、チャレンジングなショットの場合は高いリスクもあります。
「こちらに曲がってもリスクは少ない」という方向に曲がるならばマイナスは少ない。でも、リスクが高い方向に曲がったときは大たたきが待っている。
コースマネジメントを念頭に考えていくと、「真っすぐ打つことが必須」という考え方は、一切のミスも許されないし、一級品のプレッシャーも味わうことになってしまうのです。
持ち球を体得することは再現性を高める
トーナメントプロ、そしてアマチュアの上級者、例外なく持ち球をもっています。「どちらも打てる」という天才肌のような人は筆者の周囲にはいません。仮に打てたとしても精度はよくない。
ドローにせよフェードにせよ、持ち球を決めることのメリットは、何よりも再現性が高まることです。
「ストレートを持ち球に」という設定だと、どちらの回転にも操作性が求められますが、ドローかフェードに限定すると、格段に精度を上げることができる。ナイスショットの確率が別世界になってくれるのです。
どちらかの回転に制限することは、コースマネジメントの観点でいうと、メリットもデメリットもあります。
シチュエーションの一例としては
①グリーンの右端にピンが切ってあるときは、フェードのほうが狙いやすいがドローだとイメージしにくい
②左ドッグレッグのときはドローボールのほうが攻めやすいが、フェードだとイメージしにくい
などなど、シチュエーションは無数にあると思いますが、それぞれの場面に応じて持ち球が有利に働くかどうかは運次第ともコースとの相性次第ともいえるでしょう。
それでも、持ち球は設定したほうがいい。これも「ストレートが一番むずかしい」論と同じくらいに声を大にして言えることです。
あなたの周りにベストスコア70台や60台の人がいたら、99%の率で持ち球を設定していると思います。もし「おれの持ち球はストレートだよ」という人がいたら、余程のショットメーカーだと思います。
それくらいに持ち球を設定するということは、上級者へのプロセスだと思ってください。
曲げたくない方向に曲げない打ち方は70切りの絶対条件!
どちらかの回転を自信を持って打てるようになると、反対側の回転にも自信が持てます。
「絶対にスライスを打つ」と決めると、フック回転が出る率が圧倒的に下がるようになるのです。
100%とは言いません。さすがにミスが出ることもたまにはあるでしょう。
ですが「真っ直ぐ打ちたい」という練習方法のみに固執する人とは雲泥の差があります。
そして、この考え方は、ダイレクトにスコアメイクにつがなります。
「右に大きく曲げるとOBがある」「左に曲げると高いリスクが待っている」というシチュエーションで、打ちたくない回転を出さないようにできる、または確率を上げることができる。
ラウンドで70を切るためには、ダボやトリは致命傷です。つまりOBは避けたい。ミスショットを皆無にはできませんが、悪くてもボギーでおさえたい。
そのためには「打ちたくない方向には打たない」「曲げたくない方には曲げない」コントロール性能が必須です。
どちらかの球筋に持ち球を決めて、再現性を高める練習をする。さらには、打ちたくない方向に絶対に打たない、曲げない練習も積み重ねていく。ステップした表現をすれば、意図的に曲げる練習をする。
70切りを目標にする人は、是非覚えてほしい取り組み方です。
真っ直ぐ打つだけの練習よりも、はるかに実践で威力を発揮してくれると思いますよ。
さいごに
右に曲がるのは、インパクトでフェースが開いているか、アウトサイドインの軌道になっているか。左に曲がるのは、その逆です。
アウトサイドインの軌道になるのは、軸が右に残り過ぎているか、上半身の力が勝ち過ぎているか。
球が曲がる原因には様々なケースとパターンがありますが、上記のとおり、理由は意外にシンプルです。まずは、あなたのスイングをスマホで撮影してみてください。打球線後方からと正面から。
曲がる原因がわかれば、次にはわざと曲げたい回転で曲げてみる。あとは打ち出しと回転のコントロールだけです。持ち球を体得することができて、曲げたくない球を打たないようにもなれる。
このことをお伝えして、すぐに出来た人もいます。個人差はあるかもですが、決して天才だけに許されたことではありませんよ。
よろしければ、是非とも実践してみてくださいね。
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