ラウンドのスタート前、ドライビングレンジ練習場で、そしてパッティンググリーンでどんな練習をするか。取り組み方と意識の持ち方でラウンドのスコアは良くなります!
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ウォーミングアップと芝への慣れ
大げさな表現になりますが、ラウンド前の朝の時間帯の過ごし方で、その日の内容とスコアが決まるといっても過言ではありません。
クラブハウスに到着して、着替えを済ませてから、ドライビングレンジに向かいショットの練習。その後、練習グリーンにいき、パッティングの練習をしてから、コースへのスタートにむかう。
ドライビングレンジでは、1カゴで30球前後でしょうか。日頃の練習場のように、100球も200球も打つことはないでしょうし、時間もかぎられています。
パッティングの練習も同様。「早めに到着して念入りに練習しよう!」と事前に時間を調整していれば別ですが、30分や1時間も練習することはほとんどないですよね。
スタート前の練習は、必ずしたほうがいい、でも気合満々で長時間をかけることはしない。
なにせ、そのあとには、もっとも大事なラウンドがひかえているんですから。
気合を入れるのも、集中力をつかうのも、体力を要するのも、コースの現場が最優先。そのために、その前に、どのような準備をするのが望ましいか。
朝の時間帯では、それを第一に考えて過ごして欲しいんです。
まず、ドライビングレンジではウォーミングアップを意識してほしい。
これには、体のウォーミングアップとスイングのウォーミングアップの両方がふくまれる。
「え?スイングのチェックじゃないの?」という人もいるかもしれませんね。たしかに、コースにでる直前の練習です。朝一のティーショットでドライバーが真っ直ぐ飛んでくれるかどうか、練習でスイングのチェックを万全にして、不安を払拭しておきたい気持ちもわからないではありません。
ただ、時間も限られていますし、球数も30球前後しかありません、普段の練習場とは明らかに違うし、何よりも大事なのはコースで結果を出すこと!そこでいい球を打つことではありません!
ラウンドで日頃の練習で積み重ねた成果をいかに発揮するか、そのほうがはるかに重要。そのためには、少ない時間で、少ない球数で、どれだけの準備運動ができるか。
体の準備は入念なストレッチで、スイングの準備は大きい番手から小さい番手まで平均して打っておくことでできます。ドライバーとユーティリティ、ミドルアイアンとショートアイアン、そしてウェッジ。
この設定でいえば5種類ですが、それでも各6球しか打てません。
最初のティーショットを考えて、ドライバーを念入りに打つ人もいます。長いクラブで大きいスイングもできるので、体をほぐす役割もあるから否定はしませんが、できればさまざまなアイテムを平均して打つことをおすすめしたい。
ドライバーは、コースへでれば、必然的に打つ回数が多いし、すぐに慣れてくるからです。
パッティングは距離感
次に練習グリーンでのパッティング。ドライビングレンジで熱が入り過ぎると、パッティングが疎かになる人もいますが、朝のパッティング練習は必須にしてほしい!
これは、ラウンドでつかう比率とスコアへの影響を意味しています。
ドライバーはショートホールをのぞく全ホールで使ったとしても14回。ただ、パターはチップインがなければ全ホール、18回は使用します。さらに、パット数が各ホール1打のことは、ほとんどない。平均して2パットと仮定したとしても、合計で36打もある!
シンプルに、全スコアのなかでのストローク数が圧倒的に多いんです!
もうひとつ、朝の練習グリーンでボールを転がしてほしい理由があります。
それは、コースごとのグリーンの速さの違い。ゴルフ場によって、グリーンのコンディションには大きな違いあり、硬さも、転がりの速さも違う。練習グリーンでは、そのゴルフ場の個性をつかんでおく必要があります。
速さへの慣れ、距離感をつかむ作業です。
カップに向かって打ち、入る入らないを気にしながらの練習も無駄ではありません。正しいストロークをできているか、打ち方のチェックにはなるでしょう。ただ、前述したように時間が限られていますし、なによりも優先されるのはコースの現場で結果を出すこと。
パッティングの成否は、打ち出す方向と距離感とライン読みにかかっています。
そのなかで、ライン読みは現場でしかできないし、打ち出す方向を左右するストロークの仕方は、日々の練習でも可能だ。
ですが、距離感を合わせて育てられるのは、その日の朝しかできない。
ここで、おすすめの練習方法をお伝えしましょう。といってもそんなにむずかしい方法ではありません、カップに打つときに、ひと工夫するだけ。
カップに入らないように、直前で止めることをくり返すんです。
カップに入れるように打つと、多少強くても入ることもあるし、ジャストタッチでも入るので、正確な距離感をつかめているようで、実はつかめていない。もし、1球目が直前で止まってくれたら、2球目はそのボールのすぐ手前で止まるように打つ。
これが繰り返しできれば、距離感がかなりのレベルでつかめます。あとは、上りや下りの傾斜を練習グリーンのなかでみつけて、傾斜ごとに同じ作業をくりかえしてみる。
練習グリーンが混みあっていて、カップの周辺が混雑しているときには、別の方法もある。
ティーを1本どこかにさしておくだけでいい。カップにみたてて距離をあわせて打つだけ。これなら場所も選ばないし、さまざまなラインの練習をすることもできます。
必ずしておきたい練習とは?
ドライビングレンジでのウォーミングアップと、パッティンググリーンで距離感を育てること、この2点を必須としてもらいたい、さらに質を上げた練習をするならば、実戦形式がおすすめです。
これも大げさな方法ではありません。少しだけイメージを具体的に追加するだけ。
ドライビングレンジでは、細かなスイングのチェックはしない。スタートの直前だし、少ない球数でやれることも限られています。
ただ、これから打つスタートのティーショットの予行練習くらいはできます。
1回か2回素振りをして、後方から目標を見定めて、というショットまでのルーティンをそのまま打席で実行するのです。
スタートホールでドライバーを使うのであれば、ドライバーがいいでしょう。そして、コースの下調べができていて、もしスタートホールのコースレイアウトがわかっているならば、それもイメージしながらルーティンをしてみるのが最高です。
景色はドライビングレンジですが、OBやフェアウェイの雰囲気など、すべてをスタートホールと想定してルーティンをすすめるやり方。
スタートホール独特の緊張感は、決して避けてとおれません。しかし、予行練習があれば、わずかだけど、かかるプレッシャーを軽減する効果はあります。
同じような方法は、パッティングでも活用することができます。距離感を養ったら、次は、距離とラインでさまざまなパターンを探してみる。
そして、ティーを2本さしてカップを仮に設定する。幅はボールより少し広いくらいでいいだろう。
「なんとなくラインを読んで」ではなく本番のパッティングのつもりでルーティンをこなしてみる。
練習グリーンでは「ちょっとフックかな」というくらいの読み方で、なんとなく打って終わりという人が多い。ちょっとしたチェックにはなるでしょうが、この程度では実戦的ではありません。
せっかくコースの芝とおなじ条件下で転がすことができるのだから、その環境はおもいきり活用するべき。1メートルから3メートルくらいの距離で、上りと下り、スライスとフック、すべてのシチュエーションができれば最高。
一度実戦のイメージで体感しておけば、コースでのスムーズさがまるで違う。
ウォーミングアップも準備運動の一種だが、実戦形式のイメージづくりも、立派な心理的な準備になdりますよ。
心技体とはよくきく言葉だが、技と体は事前に練習をこころがけるのに、心には気をかけない人が多い。重要とわかっているのに、です。
ちょっとした工夫とて、対策にはなります。是非、朝の時間帯に試してみてくださいね。


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