飛ぶドライバーとは? ドライバーの飛距離を伸ばすための『飛びの3要素』を解説

初心者

飛距離アップのために新しいドライバーが欲しいけど、選び方がわからない

たくさんのメーカーがあって、人気モデルがあるのはわかるけど、どれを選べばいいの?

本記事は、このようなお悩みをおもちのゴルファーの皆さまに、ドライバーの選び方を解説していく内容になっています。

みなさまこんにちは! ゴルフアドバイザーのテトリです

クラブを選ぶとき、とくにドライバーは、遠くへ飛ばすことと、真っすぐ飛ばすことが求められますから、間違いがあってはいけません。

でも何を基準に選べばよいのかわからない、話題性や売れ筋以外に、なにに着目すべきなのか、という方が多い。

なぜか?

上記の方の中には、『飛びの3要素』をご存じではない方がとっても多いのです。

3要素とは「ボール初速」「打ち出し角」「スピン量」

知っている、という方

?なにそれ?という方

後者の場合は、是非知っておいてください。

これを知らずにゴルフを続けるのは、練習場で球数をこなすのは、ボール代も時間ももったいないのです。

前者の方、自身の数値はご存じですか?

もし、まだ計測したことがなければ、是非計測してみてください。

店舗さんで試打ブースを併設しているところには、大抵計測器がありますし、最近は練習場でも設置しているのをよく見かけます。

では、実際に計測して、どの数値をどのようにみればよいのか?

今回は、その3要素について、くわしく説明していきます。

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ドライバーの飛距離を伸ばすための大事な要素 ボール初速

文字通り、といってはなんですが、インパクトの瞬間、というか直後の最初のボールスピードのことをいいます。

「飛距離はヘッドスピード次第ではないのか?」と首をかしげている方もいるでしょう。

なぜ、ヘッドスピードではなくボール初速なのか?

ここでは、ミート率というキーワードも一緒に登場します。

この文字をみると、なんとなく理解がすすんでくれるかもしれません。

つまりは、フェースの芯でとらえているかどうか、その度合いを示す数値になります。

いくらヘッドスピードが速くても、フェースの先っぽで打てば、勢いよく飛んでいってくれない。ボール初速が遅くなってしまう、という理屈ですね。

いかに芯でとらえるか、ミート率をあげていくか、この取り組み次第で、ボール初速が上がっていく、という原理になります

「芯でとらえるのは、スイング次第じゃないの?良いスイングじゃないと真っ直ぐ飛ばないし」

という疑問もあるでしょう、そのとおりです。

ただ、スイングがよければミート率があがる、とは言い切れません。

そこにはクラブの長さやシャフトのしなり、そして総重量などが絡んでくるからです

先ほども例で挙げた、20代の若者が父親からのおさがりでゼクシオのドライバーを譲り受けた場合。

軽いからビュンビュン振れる。シャフトが柔らかいから、思い切りしなってくれる。

いっけん、ものすごい飛びそうですが、ここでミート率という概念がかかわってきます。

手先で振れてしまう分、軌道が安定しづらい。

しなってくれる分、タイミングがとりづらい。

といった具合に、メリットにみえる部分が、ミート率という台にのせてかんがえると、デメリットになってしまうのです。

逆のパターンでも同様。

70代の方が松山英樹プロと同じクラブを振った場合。

とにかく重いのでビュンビュンは振れない。

しかし、先ほどと逆で、手先で振れないぶん安定はするだろう、と思うかもしれませんが、重過ぎることもしっかりとスイングに影響してしまいます。

ヘッドスピードが落ちるだけでなく、不自然な力みが生まれてしまい、これまたミート率減少になってしまう。

つまり、どれくらいスイングやヘッドスピードや体力にマッチしているか。そのゴルファーにフィットしているか次第で、ミート率、ひいてはボール初速が変わってくるということになります。

ドライバーの飛距離をアップさせるための重要な要素 打ち出し角

次に打ち出し角。

ロフトが10.5度のドライバーの場合、打ち出し角も10.5度、と思っている方もいるかもしれないので、ここは丁寧に説明しておきますね。

ダウンスイングの途中から、シャフトはしなり戻ります。

手元よりヘッドが先に走っていく動き、そうなると、ヘッドのフェースは上を向きます。

その最中にインパクトがあるので、ロフトの数値よりも上に飛んでいくという理屈になります。

これは、ヘッドスピードや体格によらず、すべてのゴルファーのスイングに通じて共通の動きです。

さて、では打ち出し角が飛距離にどういう具合に関係してくるか。

これには、インパクトの後のキャリーとランに関係します。

キャリーとは飛んだ球が地面に落下すること、そして、ランはその後の転がりです。

打ち出し角が高過ぎると、落下地点は近くなりランもほとんどない。テンプラというミスがこれにあたります。

逆のケース、打ち出し角が低いとランは出るかもしれません。

ただ、空中を飛ぶのと、地面を転がるのとでは、抵抗が違い過ぎます。

キャリーを稼げたほうが、より遠くへの距離を確保してくれます。

勢いよく転がっているのは、見た目では飛距離を稼いでくれそうですが、全英オープンの会場のような硬い芝生が続いていないと、飛距離は絶対的に落ちてしまいます。

つまり、高すぎず、低すぎず、ヘッドスピードに応じた適正な打ち出し角こそが、より飛距離を稼いでくれる、という理屈になるわけです。

ドライバーを遠くへ飛ばすための大事な要素 スピン量

最後にスピン量。

アイアンやウェッジでのバックスピンが一番イメージしやすいかもしれません。

グリーンに落ちた後、スピンがきいてボールが転がり戻ってくる。

トーナメントなどを観てると、さすがプロのショット、という感じで盛り上がるところですね。

このスピンは、量は全然違いますが、ドライバーでもしっかりかかっています。

ドライバーの場合は、スピン量が少ないと、インパクト後の飛び出しで揚力を発揮できずに、落下が早くなってしまいます。

ドロップする、という現象で、キャリーが稼げた方がトータルで飛距離を稼げるという理屈の中では、マイナスな要素になってしまうということです。

逆にスピン量が多すぎる場合、「上に吹け上がる」「フケ球」という表現が使われますが、打ち出し角同様、上に上がり過ぎるとキャリーが稼げずに近くに落ちてしまうことになります。

もっとも遠くへ飛ばすには、ヘッドスピードに応じた、適正なスピン量が必要になってくる、という理屈です。

この3つの要素、どれが欠けても、ベストな飛距離には達してくれません。

ヘッドスピードがもつ飛距離のポテンシャルを最大限発揮するためには、すべてにおいて適正な数値を出すクラブをセレクトすることが必須となってきます。

では、あなたにとって、それぞれの数値が、どのラインにあれば適正といえるのか。

打ち出し角は12度から14度くらい。

スピン量に関しては、2000回転の半ばから後半くらい。3000回転いくと「吹け球」に近いニュアンスと思ってもらってよいと思います。

あと、ボール初速とミート率ですが、これはヘッドスピードによって違いgあるので、実際に計測したときに、いくつかのモデルを打ち比べてみることをおすすめします。

そこにフィッターさんがいれば、診てもらうのが一番早道です、間違いありません!

おそらく、数球打っただけで、比較的フィットしているモデルをすぐに教えてくれるでしょう。

そして、3つの要素が適正になっていけば、ヘッドスピードはそのままでも、数値としての飛距離は伸びてくれる。

まとめ

冒頭に戻りますが、売れ筋や話題性だけで選んではいけません。

人気メーカーから、同時期に発売されているモデルは複数ありますし、それぞれにシャフトの種類もあれば、重さも違います。

話題性や好き嫌いだけで選ぶと、せっかく新しいドライバーを手に入れても、出費がもったいないだけで終わってしまう可能性もあります。

是非とも覚えておいてください。

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