ベストスコアが100をきった!そろそろスピン系といわれるゴルフボールを使ってみたい!おすすめする人気メーカーのモデルは?
本記事は上記のような思いをお持ちのゴルファーにお届けする内容となっています。
ディスタンス系とスピン系の違いは?スピン系を使うことのメリットは?そしてお勧めするモデルは?
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人気メーカーのスピン系モデルをご紹介
まずはコチラをご覧ください。独断と偏見で選んだ「5強」ともいえる人気メーカーから発売されているスピン系のモデルをご紹介します。

各メーカーとも、2つ以上のタイプをラインナップしています。ゴルフクラブと同様に、ゴルフボールのジャンルでも多様化がスタンダードになっていますので、スピン系というカテゴリーの中だけでも個性に合わせたタイプを選べるようになっています。
各モデルの詳細はのちほどお伝えしますが、マーケットの1ダース価格も先にCHECKしてくださいね。
もし、今まで1ダース2千円前後のコストパフォーマンス重視のモデルを使っていたとすれば、6千円以上がスタンダードともいえるスピン系モデルの価格、決してお安くはない出費です、正直いって高額ですよね。
12個入りの1ダースで6千円としても、ボール1個で500円することになります。
なぜ高額なのか?トーナメントプロが使っている、というブランド価値も含まれているかもしれませんが、それ以上に「性能の価値」が高値の理由となっています。
たかがゴルフボール、されどゴルフボール、何がそんなに違うのか?
ゴルフボールのディスタンス系とスピン系の違い
別の記事でディスタンス系とスピン系の違いを説明していますが、コチラでも簡単にご説明しますね。
スピン系といわれるモデルには、いちばん外側の層(カバー)にウレタンカバーが採用されています。
ディスタンス系のカバーにはアイオノマーという素材が多く採用されていますが、いちばんの違いは素材そのモノの軟らかさ。
カバーを軟らかくて粘りがある素材にしていることで、ショットのインパクトでフェースとの摩擦が生じさせてスピンをかかりやすくしているのです。
グリーン上でキュキュッと戻るようなバックスピンもそうですが、ドローやフェードといった球筋のコントロール性も上がるようになっています。
それでいて、飛距離の性能もおろそかにはしていない。ドライバーでは飛んでくれるのに、アイアンやアプローチショットではスピンがかかって止まってくれる。
この相反する要素が共存できるのは、2層や3層になっているコアの構造のおかげ。異なる素材で複層にすることで、ロングショットでの飛距離と、ショートゲームでの繊細なスピン性能も、ゴルファーが望む領域の性能を可能にしてくれているのです。
高値になるのは、ここが理由。異なる素材を組み合わせるためには、当然製法にも違いがでますからね。
バックスピンはスピン系ボールの性能が可能にする
「フェードやドローを打ち分けるのはむずかしい」「バックスピンをかけるなんて上級者がやること」と思われる方もいるかもしれませんね。
たしかに「球筋を操る」なんてフレーズをきいてしまうと、ツアープロみたいな芸当のように思われがちです。
ですが「バックスピンがかかる」という現象に必要なのは、「上級者にしかできないテクニカルな要素」だけではありません。
9番アイアンで打った球がグリーン上に落下してピタッと止まる。
30ヤードのアプローチショットで、トントンピタッとスピンで止める。
これは打ち方ではなく、道具の力で可能なことです。というより、道具が適正でなければ上級者でもスピンはかけられないといってもいいくらいです。
欠かせないのは、ゴルフボールがウレタンカバーであること。ハイレベルなスピンコントロールには絶対に必要なキーワードです。
逆の視点で考えると、ウレタンカバーが採用されたボールで、低スピン化させてしまうような飛距離性能重視のアイアンやウェッジ以外のモデルで打てば、スピンはかかります。
もちろん、極端にダフったりトップをしたりラフから打ったりすれば別ですが、「キレイにダウンブローで」とか「フェースの芯でとらえて」とか、ツアープロにイメージされるような高い精度のショットなぞ必要ではありません。
繰り返しますが、バックスピンは道具でかかります。
「激スピン」という人気があるウェッジで、スピン系のボールをフェアウェイから打ってみてください。普通に打てば普通にピタッと止まるスピンがかかりますよ。
スピン系ボールの性能がスコアアップにつながる理由
ドライバーで飛ばしてアドバンテージを稼ぐこともスコアメイクの大事な要素ですが、それ以上に大事なのは、グリーンをキャッチすること。とにかくパーオン率を高めること。ピンポジション次第では1パット圏内に乗せることでパーをとる確率がグッと上がりますし、バーディーの可能性も上がってきます。
そのために必要なのは狙った方向に打つことと、狙った距離に止めること。
スピン系を使うことで、その確率を格段に上げることが可能になるのです。
「スピンなんてかけなくても、転がして寄せることもできるのでは?」というご意見もあるでしょう。
たしかにアプローチでは可能です。「ランニングアプローチ」という言葉もあるくらいです。花道からのアプローチならば、転がしのほうが寄る確率は上がるかもしれません。
ですが、アイアンのフルショットの場合は、そう簡単にはいきません。少し想像するとわかりますが、距離が長いシチュエーションで転がる距離をコントロールするのは容易ではありませんよ。
ですが、狙った距離でピタッと止まってくれるアイアンショットができれば、番手ごとの距離さえ適正に把握できていれば、はるかに高い確率で狙ったポイントをとらえることが可能になるのです。
この作業は、ディスタンス系のボールでは期待できません、というより計算できません。
向かい風とか何かの理由で、もしかしたら止まるかもしれない。でも止まらないかもしれない。というよりも止まらない可能性のほうがはるかに高い。
スコアメイクにおいて必要なコースマネジメントの質が格段に落ちてしまう。
90切り80切りを目標としている中級者のゴルファーにお勧めする理由です。
「良いショット=良いスコア」ではありません。「良いショット+良いコースマネジメント=良いスコア」ということを、是非とも覚えていただきたいと思います。
人気メーカーのスピン系ゴルフボールおすすめモデルをご紹介
ここからは人気メーカーのスピン系ゴルフボールのモデルをご紹介していきますが、その前に「スピン系を選ぶときのポイント」として、筆者が店頭にいたときやゴルフ仲間から頂いた中でいちばん多かった、そして意味のあるご質問をピックアップしました。
100点満点の大正解ではないかもしれませんが、その問いへのご返答もお伝えしますので、あなたが購入するときの参考にしてみてくださいね。
いちばん人気のあるメーカーとブランドは?
ゴルフクラブと同じくですが、派手に突出して優れた性能をもったモデルというのは、無いといっていいでしょう。
ですが、世界という果てしなく広い規模のマーケットにおいては、販売実績が常に上位ランキングされているブランドはあります。
ゴルフボールのジャンルにおけるトップモデルは、タイトリストの『PROV1』シリーズ。
とくに海外においては、圧倒的なシェアを誇っていて「揺るがない牙城」という表現をつかってもいいくらいかもしれません。
あえて、海外という表現を使いましたが、日本市場だけを見るとちょっと様相が違います。
のちほど、おすすめモデルをご紹介するときに詳しくご説明しますね。
複数のタイプがあるモデルのなかでのお勧めは?
スピン系というジャンルが一緒でも、各ブランドとも、わずかなカテゴライズがされています。
もっともシンプルなカテゴライズは、「ソフト」か「ハード」か。「スピン優先」か「飛距離優先」か。
といっても、スピン系の中でのカテゴライズです。あくまで比較したときの性能と思ってくださいね。やわらかい打感を好むか、硬い打感を好むか。限りなくスピンを求めたいのか、やっぱり飛距離を追求するのか。
このチョイスには正解はありません。あなたがゴルフボールに求めるフィーリングともいえます。
もし求めるフィーリングが見つかっていないでしたら、オススメするのは「トライユース」です。
何しろ一度使ってみること、ラウンドという現場で体感してみること。
筆者自身、この後にご紹介するすべてのメーカーは、過去の10数年、一定期間使用しました。
突出した性能はないのですが、それでも「好み」「相性」はみつかって、この5年間は変わらずに使用しています。
いきなり大正解が見つかれば、かなりの幸運だと思いますよ。まずは使ってみること、これがおすすめです。
ゴルフボールはカラーで性能で違うの?
多彩なカラーリングがあるモデルもあります。ホワイトだけでなく、イエローや、輝きがあるパールカラーがあるモデルもあります。
よく頂くご質問に「カラーボールはスピン性能が弱いのでは?」というのがあります。
カバー素材に色素が入るので、余計な素材が入っていることを考えれば性能は落ちてしまう、と考えてしまうのも無理はありません。
ですが、ひとつの事実はあります。イエローなどのカラーボール、トーナメントプロも実際に競技で使用しているのです。
文字通りのプロ中のプロ達です。性能が劣っていたら、おそらく使いませんよね。もし、仮にわずかな違いが実際にあったとしても、支障がない程度、わずかな差だと思います。
じつは筆者もイエローのボールを使用していますが、メリットが2つあるのです。
ひとつは、キズが目立たないこと。カート道とかを転がって多少キズがついても、まだ使えることが多々あり。もうひとつは、同伴プレーヤーにホワイトが多ければ区別がつきやすいこと。
些細なことですが、意外に意味があるメリットだと思いますよ。
ダンロップ SRIXON Z-STAR/Z-STAR◆/Z-STAR XV
さて、ここからは、スピン系ゴルフボールをご紹介していきます。まずは国産の雄、ダンロップから。
先にお伝えしたいポイント、「SRIXONブランド=スピン系」ではありませんので要注意。コチラの3つのモデルがスピン系です。

こちらの3モデル、おすすめしやすいカテゴライズがされていますよ。
ソフトな打感でスピン性能を求めたいなら『Z-STAR』、しっかりした打感で飛距離を追求したいなら『Z-STAR XV』、ほど良いところを求めるなら『Z-STAR◆』というところ。
カラーリングのバリエーションは、スタンダードなホワイトはもちろん、イエローとオレンジ、そしてロイヤルグリーン(パールでややグリーンの輝きがあるタイプ)の4タイプがあります。
ブリヂストン TOUR B XS/TOUR B X
つぎも国産のブリヂストン、こちらも要注意のポイントがありますよ。「B」のマークだけで選ばないでくださいね。『TOUR B』のブランドに『JGR』がありまして、これはディスタンス系になります。スピン性能がないことはないのですが、ウレタンカバーではないので、比較すれば全然違います…。

こちらは2つのタイプなので、カテゴライズが実に明確。メーカー公式の表現もとてもわかりやすい。
「スピンとソフトフイール」の『TOUR B XS』。そして「風に強い飛び」の『TOUR B X』。
ちなみに、筆者が使用しているのは『TOUR B XS』。とにかくスピン性能がスゴイので、この数年使い続けています。
カラーリングのバリエーションは4種類。ホワイト、パールホワイト、イエロー、そしてホワイトは一緒だがBのマークが黒と赤になっているコーポレイトカラーというバージョン。
タイトリスト PROV1/PROV1X/PROV1XLD/AVX
さて、世界ナンバーワンの実績を誇るタイトリストのモデルたちをご紹介です。

まずは『PROV1』『PROV1X』。前者は中弾道、後者は高弾道というカテゴライズ。スピン性能は甲乙つけがたし。筆者個人のおすすめは、初めて使うなら『PROV1』というところでしょうか。
次に『PROV1Xレフトダッシュ』、これは最近できたモデルでややハードヒッター向けのイメージ。
そして『AVX』、スピン性能を持ちつつも、やわらかいコアになっていて、レディースゴルファーやシニア世代のゴルファーにおすすめしたいタイプとなっています。
キャロウェイ CHROME SOFT/CHROME TOUR
次も海外ブランドのキャロウェイ。石川遼プロを中心に、国内にも使用しているプロが多いブランドですね。

こちらもカテゴライズは明確、モデル名でわかりますよね。ソフトな『CHROME SOFT』、硬めの『CHROME TOUR』。
モデルの特徴としては「風に強い」というストロングポイントがあります。独自のディンプルが採用されていて、筆者の周りにも長年のファンが多いですよ。とくに3本のラインが入っている「トリプルトラック」はパッティングのときにそのまま使えるので、とっても便利♪
テーラーメイド TP5/TP5X
次はテーラーメイドです。モデルネーミング、じつにシンプルですよね、テーラーメイドらしい。ちなみに「5」は5層構造、すなわち5ピースを意味しています。

基本的なタイプは2つ。ソフトなフィーリングの『TP5』と、飛距離性能に優れた『TP5X』。
前者は、2025マスターズで優勝して生涯グランドスラムを達成したローリー・マキロイが使用するモデル。いわゆるコントロール性能を最優先に造られたモデルといっていいでしょう。
たいして後者は、「半番手飛ぶ」というフレーズが似合うタイプ。高弾道で飛距離増。
両者の比較、極めて明確ですね、コントロール性能を重視するか、飛距離を優先させるか、あなた次第。
さいごに
スピン系のゴルフボールは、代ごとに評価が違うこともあります。ひとつの例、SRIXONは今作の評価がとても高い。トーナメントプロの使用率が高いことが証明しています。
逆にタイトリストは、代ごとのブレがない。長年にわたり圧倒的な信頼を積み上げてきたからこそ、極端なブランド変更は、逆にファンをがっかりさせてしまう。
初めてスピン系を使う方は、まずは試しに1種類2種類と、1ダース購入してラウンドで使ってみてください。ソフトかよいか、飛距離優先が合っているか。
ぜひ、楽しみながら、いろいろと試してみてくださいね。
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