「ドライバーのスピン量が多くて吹け上がる球になってしまう…、なかなか飛距離が伸びない」
「ドライバーの性能でスピン量を落とすことはできないか?低スピンタイプのおすすめモデルは?」
みなさん こんにちは!ゴルフアドバイザーのテトリです
今回のテーマはドライバーです。
フォーカスするポイントは次の3つ。
①低スピン設計のヘッド機能になっているドライバーであること
②元調子系のカスタムシャフトが装着された品が中古市場にあること
③これが一番大事かもしれません。3万円台の品が中古市場にあること!
この3つのポイントを満たしたドライバー、特選した5つのモデルをご紹介します。
購入を検討している方のために、中古市場のおすすめ品もあわせてご紹介していますので、ぜひご覧くださいね。
※本ページにはプロモーションが含まれています
多すぎるスピン量(3000回転台)は飛距離を落としてしまいます!
飛距離を伸ばすために必要なのは、ヘッドスピードを上げることだけではありません。
「飛びの3要素」といわれる数値がまず大事。
1に打ち出し角、2にボール初速、そして3にスピン量を適正な数値にすること!
イイ感じでインパクトの感触があったのに、球が高く高く上がってしまい、落下地点からまったく転がらずに止まってしまう。
ヘッドスピードは遅くないはずなのになぜか飛距離が出ない。
このような現象でお悩みの場合は、とくにスピン量が多い可能性が高い!
ヘッドスピードによって適正数値に幅がありますが、おおよそ2,000回転台であることは絶対です。
もし計測器で数値をチェックして、スピン量が3,000回転を超えていたら、あなたの飛距離はまだまだ伸びる可能性があります!これは決して大げさな表現ではありません。
スピン量を減らすためにドライバーのヘッド機能を活用する
スピン量を2,000から2,500回転くらいにする。
そのためには「スイングを改良する」「打ち方を変える」という方法をもちろんありますが、せっかくゴルフクラブの性能が凄まじいスピードで進化しているのです。これを活用しないともったいない。
とくに、この十数年で目立ったのは、ヘッドの素材と製法。
チタンヘッドの単一素材が当然だった時代から、「チタンとカーボンの複合構造」の時代へ。
チタンよりも比重が軽いカーボンが採用されると、「余剰重量」という存在が増します。
形状と大きさが一緒でも、シンプルに軽いヘッドを造ることができるのです。
ですが、シャフトとのバランスがありますから、総重量を軽くすることはありません。つまりヘッドの重量は変える必要がない、では「余った重量をどうやって活用するか?」。
ヘッドの内部や外周へ余剰重量を配置して、「狙った機能をアップさせるための適正配分」という設定をする!
スライス対策や低スピン設計など、ゴルファーが欲しい性能をアップさせることが「余剰重量の適正配分」というテクノロジーの進化でどんどん向上しているのです。
わかりやすい例では「LS」というモデルネーミング。「ロースピン」の意味ですが、メインブランドのあとに、この文字が入っているモデルは多数ありますし、複数のタイプが同時期発売のシリーズの中にあるとすれば、この特徴がストロングポイントとして搭載されているドライバーです。打ち比べるとわかりますが、スピン量がまったく違います。シンプルに低スピンになってくれるのです!
クラブは、とくにドライバーというアイテムでは、このようにカテゴライズされたニーズにあわせて、さまざまなタイプが登場してきています。
そして、特化した機能は、ゴルファーの悩みを一気に解決してくれる可能性大です!
好奇心と向上心を一緒にもって、どんどん検索していくことは、あなたの飛距離の伸びしろを実感させてくれると思いますよ。
おすすめの特選モデルを5つご紹介
さて、ここからは冒頭にお伝えした3つのポイントを満たしたおすすめモデルをご紹介していきます。合わせて推奨する装着シャフトと、【ゴルフドゥ公式サイト】のおすすめ品もご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
①PING(ピン)のおすすめ中古ドライバー G425LST
2020年に発売されたモデルです。
この記事作成時点(2024年7月)では、最新モデルが『G430』で、この『G425』のシリーズはひとつ前のシリーズになります。
ちなみにモデル名に記載される「LST」は「ロースピンテクノロジー」の略。
「低スピンタイプですよ!」と、性能のカテゴリーがモデルネーミングで謳われているのです。
じつは、この表現方法、このシリーズが最初ではありません。
『G425』のシリーズでは、スタンダードなタイプとして『G425MAX』、低スピンタイプとして『G425LST』、そしてスライス対策といってもいいドローバイアスが強化されたタイプとして『G425SFT』という3タイプが名を連ねていますが、「SFT」と「LST」は代々継続して使われているネーミング方法なのです。
PINGは、現在トップクラスの人気を誇るメーカーではありますが、「クラブフィッティング」の分野で長く第一人者の位置にいるメーカーでもあるので
さまざまなタイプのゴルファーに、できるだけ最適解となるタイプの性能をラインナップする。
そのメーカーのコンセプトが、この低スピンタイプとして特化した「LST」などのタイプを生み出した理由のひとつであるともいえるでしょう。
推奨シャフトと中古市場の在庫状況
このモデルとの組み合わせでオススメする元調子系の推奨シャフトは『TENSEI CK PRO ORANGE60』と『Diamana D-LIMITED』。
この年代ではイチニを争う高い人気を誇った元調子系のシャフトで、中古市場でもまだまだ高値。3万円台の品があるといっても、在庫数はごくわずかです。
②テーラーメイドのおすすめ中古ドライバー STEALTH PLUS
2022年に発売されたモデルです。
テーラーメイドは、グローバルモデルを年に1回のペースで発売していますから、前々作となるシリーズになりますね。
とにかく話題騒然となった『STEALTH(ステルス)』シリーズ。
「カーボンウッド」という革新的なテクノロジーをひっさげて、あらためてドライバーカテゴリーでの「世界ナンバーワンメーカー」であることを、強く世界中のゴルファーにアピールした感があります。
この代のシリーズでは、3タイプをラインナップ。
スタンダードな位置づけの『STEALTH』、ドローバイアスがきいた『STEALTH HD』、そしてヘッドのソールにスライドウェイト式のチューニング機能が搭載された低スピンタイプの『STEALTH PLUS』。
カーボンのフェースだと、見た目で「打音が悪いのでは?」「フィーリングがチタンフェースとは違うのでは?」というマイナスのイメージが生じてしまうかもしれません。
そこは超一流のメーカー、さすがはテーラーメイドです。
新作発表時に「全力で改良した!」という趣旨の説明を、わざわざカタログにピンポイントで記載して、テーラーメイドファンの懸念を払拭したのです。
飛距離性能は言わずもがな、そして低スピンも期待できて、弾道調整機能もハイレベルに搭載。トップクラスのおすすめドライバーといえるでしょう。
推奨シャフトと中古市場の在庫状況
このモデルとの組み合わせでオススメする元調子系のシャフトは『VENTUS BLUE6』と『Diamana PD60』。いよいよフジクラ社の『VENTUS(ベンタス)』が登場してきます。
ディアマナやテンセイの独壇場ともいえた「元調子系」のマーケットに2020年以降に天下のフジクラが送り込んできたブランドが「VENTUS」シリーズです。
ですが、まだまだ最新に近いため、中古市場でも高値です。その意味では決して評価が低いわけではない「Diamana PD」が装着されたタイプもおすすめですよ。
③キャロウェイのおすすめ中古ドライバー ROGUE ST MAX LS
2022年に発売されたモデルです
先にご紹介したテーラーメイドの「STEALTH」シリーズと同年の発売。
世界でも日本でも大人気の両メーカーではありますが、この年ばかりはテーラーメイドの後塵を拝するかと思いきや、さにあらず。
毎年NEWモデルを発売するペースはキャロウェイも同じくですが、この『ROGUE ST』のシリーズはとても完成度が高く、新しいテクノロジーの斬新さやプロモーションの工夫などではなく、シンプルに性能が評価されて、大ヒットとなったシリーズでもあります。
シリーズには、近年の全メーカーにみられる傾向と同じくで、複数のタイプをラインナップ。
その中で、この『ROGUE ST MAX LS』というモデルは、ネーミングに「LS」がついているとおり、わかりやすい低スピンタイプとしての位置づけ。
ただ、同じようなテイストに『ROGUE ST LS◆◆◆(トリプルダイヤ)』というモデルもあります。
こちらは低スピンタイプというだけでなく、とにかくアスリート向け、ちょっと「難しさ」というイメージが強いテイストでもあるので、おすすめモデルとはしませんでした。
「低スピン」の性能は是が非でも欲しい、でも「やさしさ」も欲しいですもんね。
推奨シャフトと中古市場の在庫状況
このモデルとの組み合わせでオススメするのは、先にも登場した『TENSEI CK PRO ORANGE60』と『Diamana PD60』。年代が同じく、ですからね。
④タイトリストのおすすめ中古ドライバー TS3
2018年に発売されたモデルです
ちょっと年式が前になりますので、ここまでの3モデルと比較すると、コストパフォーマンス重視ともいえます。
ですが、性能面では見劣りしないと思いますよ。
「TS」の文字は「タイトリストスピード」を意味し、このモデルからボール初速など飛距離アップにつながるパフォーマンスがぐっとアップしたといわれるシリーズでもあります。
ラインナップは、ドローバイアスがきいた『TS2』と、こちらの『TS3』の2タイプ。
追加発売で超ディープフェースの『TS4』と、超軽量の『TS1』が発売されていますが、長年タイトリストファンに愛されてきた本格派のアスリートタイプは、この「TS3」いっていいでしょう。
すなわち、飛距離性能だけでなく、スピンコントロールなどの操作性でも秀でた機能を有しているタイプです。
「アスリート=むずかしい」というイメージが色濃かった時代からは脱しました。
この「TS3」は、その代表格ともいえます。飛距離、操作性、そして低スピン設定。
どのパフォーマンスも高いレベルで備えているドライバーです、オススメですよ。
推奨シャフトと中古市場の在庫状況
前述したとおり、前の3モデルとは年式が違うため、元調子系のシャフトモデルも違います。
ご紹介するのは『Diamana DF』。
2010年代は、フジクラ社の先中調子のシャフト『Speeder EVOLUTIONシリーズ』が隆盛を誇っていた時期でもあります。「テンセイ」や「ディアマナ」が劣っていたというわけではありません。
「走り系」というキーワードは「シャフトのしなり」もイメージしやすく「飛距離アップは先中調子で」というトレンドが広がりやすくなっていた経緯もあるのです。
そのことも影響しているので、このシャフト装着の品は豊富ではありません。ただ、パフォーマンスはオススメできると思いますよ。
⑤ダンロップのおすすめ中古ドライバー SRIXON ZX7
2020年に発売されたモデルです
このモデルと同年式には『SRIXON ZX5』があります。そうです、松山英樹プロがマスターズで優勝した時に使用したモデルとして、名器といわれているモデルでもあります。
もともとは、この『SRIXON ZX7』のテイストことが、スリクソンのメインコンセプトでしたが、『ZX5』のつかまりの良さは、幅広いゴルファーから絶大な支持をうけたこともあり、存在感が同等になっていった感がありました。
ただ、今回のテーマは「低スピン」です。その意味では、比較しようもないほどに『ZX7』が推奨です。その証拠に、このモデルが現役だったときには、男子女子問わず、トーナメントプロの使用者が多く、高い評価を得ていました。
操作性重視、低スピンタイプの『ZX7』か。つかまりの良い『ZX5』か、という選択肢ですね。
推奨シャフトと中古市場の在庫状況
このモデルとの組み合わせで推奨する元調子系のシャフトは『Diamana TB60』。
先にご紹介した『DF』の次世代となるタイプです。
在庫はあまり豊富ではありませんが、コストパフォーマンスは悪くないと思いますよ。「SRIXONファン」の方は、ぜひ検索してみてくださいね。
まとめ
今回は、「低スピン設定」「元調子系シャフト装着」、そして中古市場に3万円の品があるモデルをご紹介しました。
ひと昔前ですと、「低スピンタイプ」イコール「アスリートタイプ」、つまり「むずかしい」というとらえ方が一般的でした。
ハードヒッターや上級者などの専売特許、というイメージですね。
ですが、ドライバーに対するゴルフ界全体の認識は、この十数年で大きく変化しています。
トーナメントプロも上級者も、「操作性ありきのむずかしいタイプ」を使用するのではなく、直進性や寛容性で優れた、いわゆる「やさしい」といわれるようなタイプを使うようになってきたのです。
「弾道をコントロールする」よりも、「オートマチックにフェアウェイをとらえる」というコンセプトのほうが、圧倒的にシンプルですからね。
つまり、「低スピンタイプ」のドライバーは、昔ほど使用するゴルファーを制限しなくなったといえます。
ゴルフ歴や平均スコアを問わず、スピン量に悩むゴルファーであれば、一度は使ってみて欲しいと思います。
まずは、いろいろと検索してみてくださいね。
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