今回のテーマはタイトリストのアイアン歴代モデル。
中古モデルのマーケットに在庫がある年式を対象として、歴代モデルを振り返りながら、それぞれの年代で高い評価を得ていたモデルをご紹介していきます。
初心者へのおすすめ、またある程度のゴルフ歴を積み重ねた中級者へのおすすめ、シニア世代の人からハードヒッターへのおすすめなど、さまざまな視点からタイトリストのアイアンをご紹介していきたいと思います。
もちろん興味をお持ちの人は、中古マーケットの価格や在庫状況も気になると思います。
2024年11月時点(参考価格)での【ゴルフドゥ公式サイト】の最安値など、中古市場の情報もあわせてお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
①タイトリストのアイアン推しモデル≪VG3初代≫
さて、それではさっそくスタートしましょう!過去にさかのぼって中古モデルを検索していくと、マーケットに在庫があるのは2010年に発売されたモデルくらいからですので、その年代くらいから簡単にタイトリストの歴史を振り返ってみたいと思います。
今から10年以上前ですが、ラインナップをみてみると「さすがタイトリスト」という感じですよ。
すでに現在のトレンドとなっている「多様化」をスタートしています。コチラをご覧ください
5つのモデルを展開していますが、明確にカテゴライズされていて すべてが異なるタイプとなっています。
年式が古いこともあって、この記事配信時点での最安値は1万円台と2万円台だけ。
中古のマーケットにはわずかな在庫しかありませんが、そのなかでご紹介したいモデルはコチラ。
最安値:12,000円前後
モデル名は『VG3』初代のモデル。日本市場限定で発売されていたブランドです。
「タイトリストを使えるのは上級者だけ」というイメージを覆すべく「飛び」と「振りやすさ」というキーワードを前面に出したモデルでした。先にお伝えしたとおり中古マーケットの在庫はごくわずかですが、5番からピッチングウェッジまでの6本セットで、ダイナミックゴールドが装着された貴重な品もあります。
ヘッドスピードが速いハードヒッター、初心者から中級者のゴルファーには、コストパフォーマンス抜群のおすすめ品ともいえます。
②タイトリストのアイアン推しモデル≪AP2 714≫
次の年代。
その前の顔ぶれと、それほど変わりがありませんが中古品の在庫も同じく、ごくわずかです。
ですが次の年代
ここにはタイトリストのアイアン歴代モデルのなかで、特別な存在感をもつモデルがあります。
2013年発売の『AP2 714』。
最安値:25,000円前後
『AP2』というブランドネーミングとしては4代目となる位置づけですが、コンパクトでスタイリッシュなヘッドデザインであるにもかかわらず、タングステンウェイトが搭載された複合構造で、操作性と寛容性と打感が見事なまでに高いレベルで実現された名器。
タイトリストと契約しているUSPGAのトッププロのなかには、このあとにNEWモデルが発売されても、この「AP2 714」を使い続けたプロがいたというほど。
そのため、10年以上前に発売されたモデルではありますが、2種類のスチールシャフトで、ともに3万円前後の中古品を見つけることができます。
ただご覧のとおりノーマルロフトの設定です 番手別の距離感にはご注意くださいね
③タイトリストのアイアン推しモデル≪CB 714≫
さて、この年代では、もうひとつご紹介したいモデルがあります。
最安値:18,000円前後
軟鉄鍛造の『CB714』、ヘッド形状はハーフキャビティ。
こちらは複合構造ではありません、混じり気ナシのフォージドアイアンです。
ロフト設定もノーマルでコンパクトなヘッドサイズ、つまりバリバリのアスリートタイプといえます。
中古のマーケットではダイナミックゴールドが装着された6本セットが、ご覧の価格でみつけることができます。
ある程度のヘッドスピードがあり、このタイプのアスリートタイプを使ってみたい。でも、ある意味ではチャレンジともいえるので、高値のモデルは避けたい、そんなゴルファーにオススメしたいモデルです。
④タイトリストのアイアン推しモデル≪VG3 2014≫
さて次は 日本限定ブランドの『VG3』の3代目となるシリーズから
ご紹介したいのはコチラ『VG3 2014モデル』
最安値:21,000円前後
初代よりも、2代目よりも、寛容性がアップしました。つまり初心者や中級者にオススメしたいモデル。
やや重めの『ダイナミックゴールド』少し楽に振れる『N.S.PRO950GH』両方の中古品の在庫がごく少数ですが見つけることができます。
ヘッドスピードが40台で「やさしい」という言葉が似合うアイアンを探しているゴルファーには、このコスパの良さ、少ない在庫ではありますがオススメのモデルかと思いますよ。
⑤タイトリストのアイアン推しモデル≪T-MB 716≫
さて、年代は2015年、最安値でも3万円以上のモデルが増えてきました。そのなかでご紹介したいのはコチラ。
最安値:33,000円前後
『T-MB 716』。おおよその造りと機能が、ビジュアルで伝わってくるアイアンですよね。
「中空構造」「タングステンウェイト搭載による低重心」「反発力の高い薄いフェース」、どのキーワードを聞いても、今でいう「飛び系」のイメージが連想されますが、これだけの要素が集まっていても スタイリッシュなイメージを崩さず、マッスルバックのフォルムを維持したところが、さすがタイトリスト。
販売価格が高額だったこともあり、新作としての販売は伸びず、そのため中古マーケットの在庫も稀少。当時注目を集めだしたMODUSの120が装着された品がわずかながらあるくらい。
⑥タイトリストのアイアン推しモデル≪VG3 TYPE-D≫
では次です、『VG3』ブランドの4代目のシリーズ。
ここでご紹介したいのは『VG3 TYPE-D』
最安値:27,000円前後
ご覧のロフト設定、つまり「飛び系」が登場してきた、ということです。
中古マーケットにある在庫のほとんどが、カーボンシャフトが装着された品。
6番からピッチングまでの5本セットの品をみつけることができます。
振りやすいカーボンシャフトをお探しのシニア世代の人で、まさしく「飛び系」のロフト設定のアイアンをお探しの人には、オススメのモデルかと思います。
⑦タイトリストのアイアン推しモデル≪AP3 718≫
さて、少しずつ近代的になってきましたよ。
2017年、完全に多様化が進んでいます。
『AP』というブランドネーミングでは最後のシリーズとなりますが、ここで次世代の予言ともいえるモデルが登場しています。『AP3 718』。
最安値:41,000円前後
「フラッグシップモデル」ともいえる存在だった「AP2」は、これまでのすべてのモデルがノーマルロフトの設定でしたが、スタイリッシュなイメージやヘッドフォルムをほとんど変えずに、ストロングロフト設定の『AP3』をラインナップしてきたのです。
標準シャフトとしてカーボンも準備されてはいましたが、中古のマーケットにある在庫も、ほとんどがこの2種類のスチールシャフト。
7年前の発売ですから、極端に古いわけではありません。
ですが、まだまだ高値です。評価が高かったのが、いや、まだまだ高いのがよくわかります。
⑧タイトリストのアイアン推しモデル≪VG3 2018≫
さて2018年に発売された「VG3」のシリーズ。
ここでクラブの「VG3」というブランドは終わりを告げます、ボールだけ残ります。
前作のシリーズとカテゴライズに変化はありません。
ここで、スタンダードなタイプをご紹介する理由は、マーケットに6番からピッチングまでの5本セットの品が多いこと。
最安値:31,000円前後
3種類の装着シャフト、すべてで5本セットを見つけることができます。
とくにMODUS105はハードヒッターにもオススメできますからね、ヘッドスピードが速い初心者から中級者、アイアンを5本セットでお探しのかたにオススメのモデルです。
⑨タイトリストのアイアン推しモデル≪T200 2019≫
さて、2019年。
タイトリストのアイアンを語るうえで、大きな転換期です。
『Tシリーズ』が発売されます。
MBとCBはそのまま残りましたが、「AP」というブランドと「VG3」が打ち出していた特色を引き継いで、見事にカテゴライズしたシリーズとして発売。
2019年に3つのタイプ、翌年に2つのタイプが追加されましたので、合計で5つのタイプがラインナップ。
この中からご紹介したいモデルはコチラ、2019年に発売された『T200』。
最安値:46,000円前後
スタイリッシュなテイストは崩していません。
タイトリストのアイアンに通じていえることですが、本当にお見事のひとことです。
ですが、飛距離面でのサポート力が格段にアップ。
まずロフト設定がストロングロフトになっていること、そして「マックスインパクトテクノロジー」という独自のネーミングをつけて、フェースの広い範囲でボールスピードの最大化を可能にしたことがアピールされています。
この機能、簡単に表現していますが、プレーヤーにとっては大事な大事な機能。
ミスをしても、多少芯を外しても、グリーンに届く距離のロスを軽減してくれる機能ということ。
シンプルにパーオン率が高くなります、すなわちスコアアップに直結します。
ハードヒッターむけのMODUS105、心地いい「しなり」を感じさせてくれるスチール「950ネオ」、そしてカーボンシャフトも標準装備されていましたし、中古マーケットにすべての装着シャフトで在庫があります。
初心者から上級者まで、幅広いゴルファーにオススメできるモデルですね。
⑩タイトリストのアイアン推しモデル≪T100・S≫
さて2021年になって「Tシリーズ」の第2世代が登場します
ここでおすすめしたいのは『T100・S』
最安値:64,000円前後
『T200』と同じストロングロフト設定ですが、ヘッドサイズ、ヘッドシェイプ、構えたときのイメージは「T100」とほぼ同じ。
かつての「AP2」のテイストを継承して ロフトだけストロングロフトにしたイメージ、高いニーズが表面化した感じでした。シリーズの第2世代を代表するヒット作となります。
装着シャフトは、少し楽に振れるタイプ『N.S.PRO105T』と、『MODUS115』の2種類。
3年前に発売されたばかりの前作です、まだまだ中古のマーケットでも高値がついています。
⑪タイトリストのアイアン推しモデル≪T400≫
最安値:65,000円前後
それでは最後にご紹介するモデルです。
この記事配信時点では、現行モデルとして名を連ねています『T400』。
かつての『VG3』の飛び系から継承してきたイメージ。ロフト設定は完全な飛び系、中古マーケットの在庫はかなり少数ですが、番手構成は7番からのセットが多く、装着シャフトもカーボンがほとんど。
タイトリストのアイアンが好きで、カーボンシャフト装着の飛び系をお探しの人。
高値ですし、在庫は少数ですが、オススメのモデルかと思いますよ。
まとめ
この記事配信時点、現在のタイトリストの現行モデルは7種類。
タイプや機能が重複しているわけでもありません、質の高いカテゴライズが実現していて、しかも、どのモデルも「タイトリストファン」の期待を裏切らないスタイリッシュなイメージを、頑固なまでに継続してくれています。
歴代モデルを振り返ってみると、メーカーの試行錯誤を勝手に想像してしまいますが、コンセプトがわかれば、中古モデルをセッティングしていくことも可能です。
ぜひ、いろいろと検索してみてくださいね。
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