ドライバーのスライスが治らない…ひどい…、人気メーカーから発売されている「スライスしないドライバー」のおすすめ中古モデルは？
本記事は、上記のようなお悩みをお持ちのゴルファーにお届けする内容となっています。
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ドライバーがスライスしてしまう原因は？
スイング軌道、ヘッドの軌道がアウトサイドインになるとスライス回転がかかってしまいます。
また、キレイにインサイドからイメージ通りの軌道でインパクトができたとしても、瞬間にフェースが右を向いてしまえば右へ飛び出して、さらにスライス回転がかかった「プッシュスライス」という球筋になってしまいます。
前者の場合は、やや左に飛び出してからのスライス回転なので、右へのスピン量を上手くコントロールすれば、「フェード」という球筋になります。
ミスというよりは、方向性安定感抜群の球筋になりますし、この球筋を使いこなしていれば、周りのゴルファーから「あ、上級者だ」と思われるような球筋でもあります。
ですが、右へ飛び出す「プッシュスライス」という球筋は、そうではありません。
右へ飛び出し、さらに右へ曲がっていくのですから、ラウンドでコレが出始めるとダイレクトにスコアに響いてしまいます。
長年のキャリアをもつゴルファーならば、おそらく一度は経験して、大いに悩んだ球筋かと思います（ちなみに筆者も1年以上は苦しみました…）。
ただ、ゴルフ歴が20年や30年のゴルファーと、この10年間でゴルフを始めた方では、ちょっと環境が、背景が違います。いえ、全然違います。
クラブの性能が格段に進化したのです。
ヘッドの素材がチタンになり、さらにはカーボンとの複合構造もできて、スライスを軽減してくれるドローバイアスという機能が、以前とは比較にならないくらいにパワーアップしたのです。
スライスの詳しい解説や防止するための知識は、別の記事でご説明していますので、宜しければコチラをご覧ください。
いま現在、あなたがスライスの球筋、とくに「プッシュスライス」に悩んでいるのであれば、格段に進化したクラブの性能は大いに活用するべきだと思いますよ。
人気メーカーから発売されているモデルはたくさんありますし、その中には、スライスを軽減してくれる「ドローバイアス機能が強化された」モデルもあります。
「スライスで悩んでいるゴルファーへの推奨」という性能をもつモデルが、きちんと存在しているのです。
しかも、テーラーメイドやキャロウェイなどのメーカーは、毎年のように新作を発売しているので、中古モデルまで含めれば選択肢は無数にあります。
ただ、残念なことに、ドライバーのヘッドやモデル名を見ただけでは区別がつかないこともありますし、選び方を間違えるとスライス回転が強くなってしまうケースさえあり得ます。
そのような間違いが起きないように、コチラではおすすめモデルをご紹介していきます。
スライサー向けドライバーおすすめモデルをご紹介する２つのポイント
前述したように、中古モデルのマーケットには無数のモデルがあります。「ドローバイアスが強化されたドライバー」というカテゴライズにしても、選択肢は困るほどの量がありますので、次のポイントにフォーカスして、おすすめモデルをピックアップしていきます。
①ヘッドスピードが４０m/s以上のゴルファーに推奨するスペック
標準装着されているシャフトが、しなり過ぎないタイプになっていて「ブンブン振れる」スペックになっている。合わせて、クラブ総重量が２９０ｇ以上になるモデルを対象とします。
②人気メーカーに限定して過去3年間に発売されたモデル
テーラーメイド、キャロウェイ、PING、ブリヂストン、ダンロップに限定します。この記事配信時点からみて、過去3年間（2022年、2023年、2024年）に発売されたモデルを対象とします。
スライサー向けドライバー最強中古モデル10選！2025年最新版！
興味をもったモデルがあったときに、すぐに購入できるように中古クラブのマーケット【ゴルフドゥ公式サイト】の在庫＆価格状況もご案内しています。合わせてご覧ください。
①テーラーメイド STEALTH HD
2022年に発売されたモデルです。フェースにカーボンを採用するという革新的なテクノロジーによって空前の大ヒットとなったブランドネーミングです。
チタンとカーボンの複合構造のヘッドはすでに登場していましたが、その構造のメリットは、ヘッドの中身と外周を軽量化できること。軽量化してもシャフトとのバランスの兼ね合いがあるため、ヘッド自体の重さは変わりません。ですが、余剰重量というものが発生します。
ヘッドの内部に、機能をアップするために適正配置することが可能になる。
今回のテーマでいえば、ドローバイアスを強化すること、すなわちヘッドのヒール寄りの重心を重くすること。コレが可能になるのです。
モデル名の「HD」が選び方の目安と覚えてくださいね。間違っても「PLUS」は選ばないでください、スライス回転が強くなってしまいますので。
②テーラーメイド STEALTH２ HD
2023年に発売されたモデルです。テーラーメイドでは恒例となっている2代目までのブランド継続。
初代が大ヒットした場合、2代目のプレッシャーは大きくなるところですが、このブランドでは全くの杞憂に終わります。明確にパワーアップしたのです。
スタンダードなタイプも、低スピンタイプも、そしてドローバイアスが強化された「HD」も。
同じSTEALTHブランドではありますが、「価格を問わず」という視点で選ぶのでは2代目をオススメする専門家がほとんどかと思います。
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10.5°-S 46,880円
カスタムシャフト【TOUR-AD CQ6】が装着された品です。ツアーADシリーズのなかでも、手元側がしっかりして先にかけて走る、新世代の走り系タイプのシャフトです。ドローバイアス系のヘッドとの相性抜群かと思いますよ♪
③テーラーメイド Qi10MAX
2024年に発売されたモデルです。
そしてブランドネーミングが変わりました、「Qi」は「クエストイナーシャ」の略、つまり「慣性モーメント」に着目したモデルとなっています。
スライスを軽減するドローバイアスという視点よりは、直進性を重視した感が強いですね。
上下左右の慣性モーメントを合計して「10K」というネーミングになったくらいですから、「スライス」という球筋だけでなく、そもそも「曲がらない」という観点がコンセプトになっているモデルといってもいいでしょう。
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10.5°-SR 53,890円
カスタムシャフト【SPEEDER NX GREEN 60】が装着された品です。プッシュスライサーにオススメしたいシャフト。「ヘッドのつかまり」と「シャフトの走り」で飛距離を伸ばす女子プロの使用率が高いことも人気の秘訣♪
④キャロウェイ ROGUE ST MAX D
2022年に発売されたモデルです。
EPIC（エピック）、ROGUE（ローグ）、MAVRIK（マーベリック）というブランドが登場したあとに、再びROGUE（ローグ）ブランドが登場。
複数のタイプがラインナップされていましたが、弾道調整機能（キャロウェイ独自の『ペリメーターウェイト』）は搭載されていません。
フェースのAI設計は継続されていますが、とにかくヘッド全体の完成度が高く、キャロウェイのドライバー歴代モデルのなかでも、いまだに評価が高いモデルのひとつとして、注目度が落ちていません。
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10.5°-SR 31,800円
カスタムシャフトにしては珍しい40ｇ台が装着された品です。軽量であるがゆえの振りやすさと、ドローバイアスに優れたヘッドとのコラボレーション、これは「スライス対策」と「飛距離アップ」への期待大だと思いますよ。
⑤キャロウェイ PARADYM X
2023年に発売されたモデルです。新たなブランドネーミングが登場しました。
フェースと後方部分をつなぐボディに「360度カーボンシャーシ」を搭載。
同じ形状のチタンボディに比べて約44％も軽くなっているため、その分のフリーウェイト（余剰重量）が生まれ、というテクノロジー。
この『PARADYM X』ではドローバイアスを強化するための重心配置がなされています。
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10.5°-R 40,880円
コチラも魅力的な品です。SPEEDER自慢の走り系【SPEEDER NX GREEN50】が装着ですが、フレックスがR！50ｇ台なので無理なく振れるうえに、「走り系」＆「Ｒフレックス」という魅力満載のセッティングです！
⑥キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE MAX D
2024年に発売されたモデルです。
「ミスヒットしてもフェースが補正してくれる」という、ひと昔前のゴルファーが聞いたらポカンとしてしまうようなコンセプト。
ひとつの変化、『ジェイルブレイクテクノロジー』がなくなりました。この数年の流れを考えると、キャロウェイにとってターニングポイントともいえるでしょう。
期待される性能、ヒールで打っても先っぽで打っても、初速も出てくれて、方向性もストレートからフック回転になってくれます。
⑦PING G430SFT
2023年に発売されたモデルです。
「SFT」は「ストレートフライトテクノロジー」の略。
弾道がオートマチックに高くなり、つかまりの良さでフック回転も強化されます。
前作『G425』シリーズでも評されていた打音の高さ、すこし改善されましたが、まだ高めの音は目立ちます。
SFTは歴代モデルでもラインナップされていますが、初めて見られるのが弾道調整機能。
フック度合いを調整できるので、スイングの変化に合わせることも可能。フィッティングメーカーならではのコンセプトですね。
⑧PING G430MAX 10K
2024年に発売されたモデルです。
モデル名に「10K」が冠されています。先にご紹介したテーラーメイドでは遠慮がちでしたが、こちらは堂々と最大慣性モーメントがアピールされていますね。
もともと高い慣性モーメントをお家芸としていたPINGですが、このモデルで極めた感さえあります。
極端な表現ですが、曲げようと思っても曲げるのがむずかしいくらい。直進性の強さはこの年代の代表クラスといっていいでしょう。
⑨ブリヂストン B3MAX
2024年に発売されたモデルです。
ブリヂストン史上最大の慣性モーメントが実現されたことからついたであろう、モデルネーミングの「MAX」。
メーカー公式ではそれほどアピールされていないのに目立つ特徴は「打感のよさ」、とにかくやわらかい、国産メーカーならではですね。
「B3MAX」と「B3MAXD」の2種類がありますが、総重量を加味して、こちらをピックアップ。
２８０ｇ台をチョイスするのではあれば、「Ｂ３ＭＡＸＤ」をおすすめすることもできますよ。
⑩SRIXON ZXi MAX
2024年に発売されたモデルです。
構えたときのビジュアル、スリクソンとは思えないほどにシャローフェースになっています。
パフォーマンスとコンセプトは、ゼクシオエックスに近いと思います。
ただ、ビジュアルのテイストと打感打音のフィーリングは、しっかりとスリクソン。
MAXは慣性モーメントの高さを表しているので、操作性よりも寛容性の高さを優先している、今回のテーマにそったおすすめモデルかと思います。
まとめ
ドライバーショット、いくら遠くへ飛んでくれても、フェアウェイをキープしなければパーオン率は上がっていきませんし、比例してスコアアップにもつながっていきません。
かといって、スライスを怖がってヘッドスピードを落としたり、ヘッドを当てにいくだけのスイングにしてしまうのは勿体ないですよね。
何よりも、ブンブン振り回して爽快なドライバーショットを放つのも、ゴルフというスポーツの醍醐味のひとつです。しっかり振って、しっかりと飛ばしたい。
ゴルフ歴を重ねていけば、スライスは改善していくかと思います。ただ、それまでの間、スライスで悩むことはありません、せっかくパフォーマンスを備えた相棒が待ってくれてくれているのです。
大いに活用しましょう！
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